『金田一少年の事件簿 〜悲報島 新たなる惨劇〜』の4日目(10月17日)は、3日間ためてきた手がかりが一気に1本の線でつながる最終日です。
朝、玄関の血文字の呪い唄に「4番」が書き加えられているのを見つけた瞬間から、この島の惨劇は最後の幕へ動き出します。
露天風呂での第4の事件、3枚の婚姻届、葉月家の隠された真相、そして犯人「山童の使者」の特定——4日目はやることも明かされることも、本作で最も多い1日です。
本記事は、4日目をノーミスで通し、ベストエンディングに近づくための動線と、推理パートの正解を時系列でまとめたものです。
ネタバレ範囲
本記事は4日目の進行に加え、犯人「山童の使者」の正体、葉月家の隠された真相、4つの事件すべてのトリック、そしてエンディングの結末まで踏み込みます。
本作の核心に触れるため、初プレイの方はクリアしてから読み進めることをおすすめします。
4日目のタイムテーブル
| 進行 | 時刻 |
|---|---|
| 玄関で呪い唄4番「美神降臨」を発見 | AM 11:30〜 |
| ボート小屋でコンタクトレンズを発見 | AM 11:30〜 |
| ニセマサキの荷物からコンタクトケースを確認 | 昼 |
| いつきの部屋でまた取材テープを聴く | 昼すぎ |
| 静かな夕食 | PM 6:00 |
| 露天風呂で第4の事件「美神降臨」(殺人未遂) | PM 7:00〜 |
| 最終推理で犯人「山童の使者」を特定 | PM 7:30〜 |
| 魔の口で皆既月食、財宝とマユラの決着 | 深夜 |
| 後日談 | 10月31日 |
呪い唄「4番」の加筆
4日目の朝は、いつものように美雪に起こされるところから始まります。
前夜に美雪と添い寝していれば機嫌よく、断っていれば不機嫌に起こされる、という小さな差分つきです。
廊下にカーソル出現

部屋を出ると、画面左下に虫眼鏡マークが出ていて、廊下をカーソルで調べられるようになっています。
これまで通り過ぎるだけだった場所が「調査対象」に変わる合図です。
エントランスホールで4番「美神降臨」が出現

エントランスホールに行くと、玄関の血文字の唄に変化が!
近づいて調べると、昨日まで3番までだった呪い唄に、新たに 4番「美神降臨」 が書き加えられているのがわかります。
照らせよ月 降らせよ星 羽衣脱ぎたる 天女の末期 いざ魔の淵へ 美神墜つ
ヨネは「これで山童の呪いが完成してしまいおった」「もっとおそろしいことが起こりますじゃ」と青ざめます。
「美神降臨」は、この世の終わりを暗示する唄。
つまりこれは、この島でまだ事件が起こるという予告です。
ボート小屋のコンタクトレンズ
朝の調査で、もう一つ重要なポイントが解放されます。
入り江の殺人現場の近くにある ボート小屋 です。
ボート小屋で新証拠「コンタクトレンズ」を発見

昨日の捜索では何もなかったボート小屋に、もう一度入ってみます。
すると、何かが日ざしに反射しているのに気づきます。
拾ってみると コンタクトレンズ です。
このコンタクトレンズは、3日目にボート小屋に入っていないと発見できません。
ボート小屋の扉を破らなかった場合、4日目になっても証拠が出ず、事件を解決できなくなります。
美雪は「昨夜は暗かったから、見つけられなかったんじゃない?」「だれのものかな」と首をかしげます。
ここから、このレンズの持ち主を全員に聞いて回ることになります。
「誰のコンタクトか」を全員に聞いて回る

聞き込みで、コンタクトを使っていそうな人物を一人ずつ消していきます。
- 灯妙
-
「そんな舶来品、使ったことないニョ」。
近眼では財宝探しはできない、と本人談。
今夜の月食に向けて完全にうかれていて、財宝の歌まで作っています。 - クリス
-
目が悪く、今も自分のコンタクトをつけているので、拾ったレンズはクリスのものではありません。
- 三村
-
「私、そういう無粋なものは使わないの。もちろん、メガネもね」。
今夜で「ゲーム・イズ・オーバー」と不敵に言い放ちます。 - 遠藤・小百合・ヨネ・マユキ
-
遠藤はいつもメガネ、小百合は「目はいいの」、ヨネとマユキも視力に問題なし。
全員、コンタクトの持ち主ではありません。
ここで聞き込みのついでに、ヨネがマユキの様子を見ながら重要なことを漏らします。
「マサキさま、マユラお嬢さま、マユキさま——ごきょうだい3人、本当に仲がおよろしかった」。
3人きょうだいが昔は仲良しだった、という情報は必須ではないですが、このあとの推理のヒントになっています。
クルエイチネタバレですが…
マユラだけ”お嬢様”、他二人は”様”と呼んでいるんですね!
剣持が現場を見直し、コンタクトの「ケース」に気づく


拾ったレンズを剣持に見せると、剣持も「俺なりに事件を見直していた」と捜査を仕切り直していたところでした。
ニセマサキの遺品を改めて調べると、バッグから 空っぽのコンタクトケース が出てきます。
剣持の「これはコンタクトのケースだな。とすると——?」というつぶやきが、最終推理での殺害現場特定につながる伏線です。
ここは「ニセマサキは俺が調べておこう」と剣持に任せて、先へ進みます。
いつきの部屋でまた取材テープ
3日目に続いて、いつきの部屋にもう一度忍び込みます。
今回のテープには、犯人のアリバイを崩す 最大のヒント が隠れています。
鍵→引き出し→テープの順で進める


部屋には入れますが、机の引き出しに鍵がかかっています。
鍵の隠し場所は昨日と変わっているので、枕付近で鍵を見つけ、引き出しを開けて取材テープを聴きます。
テープの内容は、いつきが葉月家を探っていた10月15日夜の取材メモです。
「昨日はミムラ、今日はマナミか。女を呼ぶのに剣で合図をするとは、葉月もいい趣味してるぜ」という、光定の女性関係に関する記録が中心ですが——
このテープには、いつき本人も気づいていない音が紛れ込んでいます。
ワルキューレが鳴った「後」に、オルゴールの音が録音されている のです。
この一点が、犯人のアリバイを崩す決め手になります(詳しくは後述の最終推理で)。
いつき登場


テープを聴いていると、いつき本人が戻ってきます。
盗み聞きを咎められるかと思いきや、「べつに、かまわないさ。前にも言ったろ、『秘密は自分で調べるものだ』って」と、むしろ金田一の素質を認める反応。
夕食と「皆既月食は今夜」
朝の調査(4番の唄・コンタクト・テープ)を一通り終えたら、食堂へ向かいます。
静かな夕食


3人もの犠牲者が出たあとの食卓は、当然ながら重い空気です。
三村は手当てした真奈美を「あんたの生命力も幸いしたようね、ゴキブリなみの」と皮肉り、遠藤は部屋にこもって毒見までさせる始末。
そんな中、灯妙だけが今夜の月食を前にうかれて3膳目をおかわりしていて、美雪が「灯妙さんのおかげで、ほんのすこし、場がなごんだわね」と苦笑します。
いつきの「最後にものをいうのは体力さ」という台詞が、これから起こることへの不穏な前置きになっています。
月食宣告と、真奈美が露天風呂へ


食堂では、剣持に鳥居と山童の謎を報告済みです。
剣持は「皆既月食は今夜だ」「莫大な財宝が眠るという『魔の口』——そいつが本当にあるのだとすれば、今夜、その入り口が開く」と、いよいよ財宝伝説の真偽が決する夜であることを告げます。
そこへ真奈美が、打ち身や捻挫に効く露天風呂へ一人で向かいます。
そのあと剣持が小百合に「あんたの素性にいちばん興味があるがね」とからむのを、美雪が「それって、もしかしてナンパ?」とからかう——という、束の間の和やかな場面が挟まります。
「ドアに鍵をかけて用心しろよ」と全員が解散したそのとき、事件が起こります。
第4の事件「美神降臨」(殺人未遂)
夕食後、屋敷がそれぞれの部屋に戻ろうとした矢先、露天風呂の方向から悲鳴が上がります。
真奈美の悲鳴


金田一とクリスが駆けつけると、露天風呂の湯が真っ赤に染まっています。
湯船には三村が、洗い場にはマユラが倒れ、床には注射器とメスが転がっている—— 真奈美が悲鳴を上げて座り込んでいる、凄惨な現場でした。
調べると、マユラは麻酔を打たれて意識を失っており、三村は腕を切られて出血しています。
4人めの犠牲者が出たかと思われましたが、二人とも一命は取りとめ、今回の事件は 殺人未遂 に終わります。
ニセマサキ犯人説が消え、”山童の使者”は生存者の中に


ここで剣持が重要なことを口にします。
「事件が再び起こったことで、ニセマサキ犯人説はなくなった」。
3日目にニセマサキが死んだあとも事件が続いた以上、ニセマサキは犯人ではあり得ません。
クリスの自殺説を覆した金田一の推理が、ここで証明された形です。
剣持は「つまり“山童の使者”はこの中にいるということだ」と断定。
犯人は、この島で生きている誰かなのです。
最終推理①—アリバイと3枚の婚姻届
ここからは、本作最大の推理パートが始まります。
選択肢を間違えるとゲームオーバーなので、慎重に根拠を一つずつ固めていきます。
全員のアリバイ整理で容疑者が3人に絞られる


剣持が露天風呂の事件について、全員のアリバイを確認していきます。
推理パートでは「○○さんにアリバイはあっただろうか?」と一人ずつ問われるので、正解をまとめておきます。
| 人物 | アリバイ | 判定 |
|---|---|---|
| 遠藤 | 部屋にこもり、いつきがドア越しに会話を確認 | ある |
| 灯妙 | 小屋で財宝掘りの準備、クリスが見張って証言 | ある |
| 小百合 | 食後はずっと皆と一緒 | ある |
| マユキ | 部屋に外から鍵、抜け出した形跡なし | ある |
| ヨネ | 厨房で片づけ、真奈美と一緒だった | ある |
| 三村 | 自室から一人で風呂へ向かい、現場で被害 | ない |
| 真奈美 | 露天風呂で悲鳴を上げた当人 | ない |
| マユラ | 露天風呂で麻酔を打たれ意識不明 | ない |
岩田も小屋に鍵がかかっていて除外。
結果、今日の事件で犯行が可能だったのは、現場にいられた 真奈美・マユラ・三村の3人 だけ、と絞り込まれます。
ヨネが見つけた3枚の婚姻届


取り調べの最中、三村に部屋の掃除を命じられたヨネが、とんでもないものを発見して戻ってきます。
3枚の婚姻届 です。
3枚とも三村の名前が書かれており、相手の欄は 葉月光定・マサキ・そして空欄が1枚。
いつきが「財産目当てだろ。光定かニセマサキ、どちらかと結婚できれば財産はあんたのものだった」と読み解きますが、両方とも死んだ今、その計画は失敗しています。
そこで剣持が問います。
「三村先生は3枚目に、だれの名前を書こうとしていたと思う?」
正解は マユキ です。
マユキは女じゃない:三つ子の真相


なぜ三村は、女性であるはずのマユキと結婚しようとしたのか。
金田一はここで、葉月家最大の秘密を明かします。
「マユキさんは女じゃない。マユラさんの弟だったんだ」。
葉月家の兄妹は、マサキ・マユキ・マユラの三つ子(男二人・女一人)だったのです。
根拠は、3日目にマユラの部屋で見つけた写真。
同じ顔をした幸せそうな3人の子供のうち、男の子が二人、女の子が一人写っていました。





実はヨネがマサキとマユキは”様”呼び、マユラだけ”お嬢様”呼びだったのもヒントなんですね!
ヨネが、ついに事情を告白します。
父・光定は「うつけ者に葉月家を継がせるわけにはいかない」と考え、本来は世継ぎになるべきマユキを「女児」ということにして、あかずの部屋に閉じ込めていた—— そしてマユキは、兄マサキの失踪をきっかけに心を閉ざしてしまった、というのです。
葉月の遺言状には「全財産は長男に譲る」とあります。
マサキがいない今、その権利は次男であるマユキにある。
だからこそ三村は、マユキと結婚して財産を狙っていた、というわけです。
最終推理②—3つの事件の見立てを解く
容疑者が3人に絞られても、まだ犯人は確定できません。
金田一は「この事件は複雑なジグソーパズルだ」として、4つの事件の全体像を組み立て直していきます。
ジグソーパズルの3被害者(木暮・光定・ニセマサキ)


まず、殺された3人の意味を整理します。
- 葉月光定
-
莫大な財産と、島で財宝が見つかればその権利も持つ人物。
財産・財宝を合法的に奪うには、まず光定に死んでもらう必要があった。 - 木暮
-
三村と組んでニセマサキを立て、葉月家の財産を狙った男。
さらに光定と「財宝が見つかれば権利をもらう」密約も交わしており、複数の人間にとって邪魔な存在だった。 - ニセマサキ
-
シナリオどおりマサキになりすましたが、立場のうまみを知って三村の言うことを聞かなくなり、パスケースを落として正体露見を恐れ、逃げようとしたところを殺された。
コンタクトでニセマサキ殺害現場を特定


ここで朝に拾ったコンタクトレンズが効いてきます。
ニセマサキの免許証は使用条件が「眼鏡等」なのに、署名のときはメガネもかけずに書類を読んでいた。
さらにバッグからは空のコンタクトケースが出ている——つまり、あのレンズはニセマサキのものです。
そのレンズが ボート小屋 に落ちていたということは、ニセマサキはボート小屋に入った。
小屋の鍵はしばらく前からなくなっていて、最近島に来たばかりのニセマサキが自力で入れるはずがない。
“山童の使者”が鍵を隠し持ち、ニセマサキを呼び出したのです。
3日目に「桟橋から流したのか、入り江で殺したのか」と迷わされた「不思議な潮流」は、実は関係ありませんでした。
ニセマサキはボート小屋で殺され、夕方6時すこし前に、そこからボートで入り江に流された——これが第3の事件「骸の鉾」の真相です。
美神降臨が予定外だった意味


ここが4日目の推理のキモです。
呪い唄に4番が書き足されたのは、4つ目の事件を起こすためでした。
では、なぜ犯人は事件を一つ増やす必要があったのか。
3日目、”山童の使者”はニセマサキを自殺に見せかけ、犯人に仕立てて事件を終わらせるつもりでした。
クリスの自殺説に金田一が同意していれば、連続殺人劇は「朱き手まり・人形の舞・骸の鉾」の3幕で完結し、真犯人は永久に闇の中だったはずです。
ところが金田一がそれを見破ったため、犯人は新たな見せかけの犯人を作るしかなくなった。
そこで露天風呂の事件(美神降臨)を追加し、三村に罪をかぶせようとした—— 4番は本来の計画になかった「予備」 だったのです。
決定打は仮宮のロウソク3本


3つの事件(光定・木暮・ニセマサキ)だけを殺してメリットがある人物。
三村や真奈美が財産を狙うなら、相続権を持つマユラの存在が必ず邪魔になります。
3人が死んでも遺産は光定の子供に行き、マユラが管理する。
マユラがいる限り、三村にも真奈美にもうまみがない。
つまり、3つの事件だけでメリットを得られる人物はマユラ自身 なのです。
そして、確信を与えてくれる決定的な証拠が、仮宮のロウソクでした。
マユラが祈りを捧げる前のロウソクは、15日に1本、16日の午前に2本、そして 16日の昼過ぎには3本 になっていました。
ロウソクの数が亡くなった人の数だとすれば—— 3本目が灯されたのは、ニセマサキの死体が発見される(夕方6時)よりも前。
マユラは、ニセマサキが殺されたことを発見前から知っていたことになります。
“山童の使者”の正体は、マユラ でした。
真相解明と小百合の嘘
犯人を指摘したあと、金田一が4つの事件を順に解き明かしていきます。
朱き手まり・人形の舞・骸の鉾のトリック総ざらい


- 第1の事件「朱き手まり」(木暮)
-
木暮を時計塔に呼び出して殺害。
文字盤の窓から死体の首を出し、プレートを使って密室を作った。
大時計の鐘が鳴ると首が落ちる仕掛け。
わざわざ密室にしたのは、探偵役(金田一)の力量を試すためでした。あわせて読みたい
【金田一悲報島】1日目攻略:第1の殺人「朱き手毬」発覚まで 屋敷と島内を一巡する1日目は、入り江・三村のメモ・時計塔の証拠品を落とすと後の推理に響きます。初日で詰まりやすい行動を時系列で整理しました。 - 第2の事件「人形の舞」(光定)
-
睡眠薬で光定を眠らせ、車椅子で運んで間欠泉に投げ落とした。
ニセマサキのパスケースを現場にわざと残し、犯人に仕立てようとした。
ワルキューレはタイマーで9時に鳴らし、犯行時刻をごまかそうとした。 - 第3の事件「骸の鉾」(ニセマサキ)
-
ボート小屋で殺し、自殺に見せかけて犯人に仕立てた。
死体をボートに乗せて夕方6時前に入り江へ流し、第一発見者を装って屋敷へ駆け込んだ。あわせて読みたい
【金田一悲報島】3日目攻略:第3の殺人「骸の鉾」とニセマサキの正体 金田一悲報島3日目攻略。バスケースとニセマサキの正体、鳥居3つの謎と山童像、第3の殺人「骸の鉾」のトリックまで時系列で整理。
マユラのアリバイ崩し


マユラには、第2の事件のとき「美雪たちと入浴中」というアリバイがありました。
これを崩すのが、朝に聴いたいつきの取材テープです。
金田一は、ワルキューレのタイマーを見つけたことで「犯行は9時より前」と思い込んでいました。
しかしテープには、ワルキューレの「後」にオルゴールの音が録音されていた。
そのオルゴールは、小百合のペンダント時計のものでした。
つまり、小百合が光定の部屋にいたのは9時より後。
「時計を取りに行ったとき、光定はもういなかった。ワルキューレが鳴る前だった」という小百合の証言は嘘で、犯行時刻を9時までに限定することはできなかったのです。
マユラは入浴を終えた後でも、光定を殺すことができました。
小百合がマユラをかばっていた


なぜ小百合は嘘をついたのか。
それは、マユラをかばうためでした。
12年前に島で出会い、本当の弟のように慕ったマサキ。
その妹であるマユラを、小百合は守ろうとしていたのです。
証拠を突きつけられた小百合は、マユラへの想いを抱えたまま、嘘を認めることになります。
魔の口へ:皆既月食の夜の決着
真相が明かされる中、気づけば小百合の姿が消えていました。
月食が始まり、財宝の眠る「魔の口」へ、それぞれが向かいます。
全員が財宝の隠し場所「魔の口」へ


魔の口 は、マユラが悲報神社を建てようとしていた仮宮の場所にありました。
皆既月食の夜にだけ開く、財宝への入り口です。
財宝を独り占めしようと飛び出した者、それを追う者—— 12年越しの財宝伝説が、ついに姿を現します。
ロウソクは優しさだった


魔の口が開くと、その中には眠ったマサキの姿が。
なんと12年前に魔の口が開いた際に、マサキはその口に転落してしまったようです。
マサキの眠る悲報島を荒らされたくない——
これがマユラの動機でした。
殺人という罪を犯し、兄・マサキの元へ行こうとマユラは自ら命を絶とうとします。
そこへ金田一が語りかけます。
仮宮に立てられた3本のロウソク。
それは犯人を示す証拠であると同時に、殺した相手のために祈る マユラの優しさ でもあった—— 「殺された人のために祈っていたあんたが、冷酷な殺人鬼だとは思えない」「生きるんだ。マユキさんや小百合さんのために」。
心を閉ざしていたマユキを、これからは小百合が「新しい姉」として支える。
過去に縛られず、これからの未来のために生きてほしい——金田一の言葉に、マユラは生きることを選びます。



犯人を追いつめる証拠が、そのまま犯人の人間性を映し出す。
このロウソクの使い方が、本作のシナリオで一番うまいところだと感じています。
そしてさらに、小百合は光定の子供(つまりマユラたちとは異母姉妹)ということも発覚します。
マユラはお姉ちゃんである小百合に支えられる形で、事件は終結です。
エンディング——12年越しの月
事件は解決し、皆既月食の夜が明けていきます。
島からの脱出と岩田原人


全員が魔の口にいた間に、物置小屋の岩田原人がドアをぶち破って姿を消してしまいます。
剣持は「これじゃあ顔に泥を塗ったようなものだ」と肩を落としますが、金田一が軽口で励まし、最後まで二人の掛け合いは健在です。
いつきが原稿を破り捨てる


葉月家のスキャンダルを追っていたいつきは、書きかけの原稿を破り捨てます。
いつき曰く「人間には、暴き立てちゃいけないものもあるんじゃないかと思ってな」。
憎まれ口の多いいつきが見せる、静かな優しさが印象に残る幕引きです。
小百合とマユラの手紙


エンディングでは、後日(10月31日)に届いた2通の手紙が読めます。
小百合は学校をやめ、「遺跡を掘るよりも、もっと大切なこと」——閉ざされたマユキの心を発掘していくことを決意します。
マユラが帰ってくるのを待ちながら。
そしてマユラの手紙。
12年前のあの晩も皆既月食で、月が完全に消えたときに兄マサキは死んだ。
それ以来、マユラの目には月が見えなくなっていた—— 金田一の言葉に励まされて生きると決めたとき、欠けていた月が夜空にその形を取り戻していくのを、マユラは見ます。
12年ぶりの月でした。もしかすると、それはお兄様からのメッセージだったのかもしれませんね。
罪を償いながらも、島には自分を待つ人(マユキ、そして姉のように寄り添う小百合)がいる。
タイトルの「悲報島」から、ようやく悲報以外の知らせが届く——そんな余韻で物語は幕を閉じます。
10月17日(4日目)のチェックリスト
4日目を抜ける前に、抜けがないか確認しておきましょう。
- エントランスホールで呪い唄4番「美神降臨」を自分で見つけた
- ボート小屋でコンタクトレンズを発見した(3日目の推理が前提)
- コンタクトの持ち主を全員に聞いて回った
- 剣持の部屋でニセマサキの空のコンタクトケースを確認した
- いつきの部屋で取材テープを聴いた
- 露天風呂の事件後、犯行可能な3人(真奈美・マユラ・三村)を正しく絞った
- 3枚の婚姻届の空欄=マユキを当てた
- マユキが男(三つ子の次男)である真相を解いた
- ニセマサキ殺害現場をコンタクトから「ボート小屋」と確定した
- 4番が「予備」だった理由を解いた
- 仮宮のロウソク3本から、犯人をマユラと特定した
- いつきのテープのオルゴールで、小百合の偽証とマユラのアリバイ崩しを示した
これらが全部埋まっていれば、4日目の探偵ポイントは現実的に取れる最大値に近いはずです。
ベストエンディングへ——探偵ポイントと会話差分
最後に、ベストエンディングを目指すうえで意識しておきたいことを整理します。
本作には何通りものエンディングが用意されています。
推理の途中で選択肢を奪われてしまうのはバッドエンディングで、その最後には美雪がヒントをくれます。
「何が足りなかったのか、何を見落としたのか」を考え直すための手がかりです。
エンディングムービーを見られても、それで終わりとは限りません。
エンディング後の探偵ポイントが80点くらいなら、まだ平均点。
探偵ポイントが高まるほど、当然ベストエンディングに近づきます。
ベストへの鍵は2つです。
ひとつは 探偵ポイントを高く保つ こと(各日の捜査を取りこぼさない)。
もうひとつは、登場人物との 好意の積み重ね。
原作で金田一が、犯人を「許せない」と思いながらも「罪を償い、新しい人生を歩んでほしい」と願う人物であること—— マユラへの最後の言葉を思い返すと、このゲームが目指したベストエンディングの形が見えてきます。
出典:『金田一少年の事件簿 〜悲報島 新たなる惨劇〜 攻略オフィシャルガイド』


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