平成は日本ゲーム業界の黄金時代で、数々の不朽の名作が生まれた時代です。
スーパーファミコン、プレイステーション、セガサターン、NINTENDO64 etc…
多彩なゲームコンソールが登場し、私たちに楽しさや挑戦を提供しました。
この記事では、そんな平成の懐かしいゲームに焦点を当て、レトロゲーム愛好者の皆様と共に平成レトロゲームを振り返ってみたいと思います。
平成レトロゲームとは?

レトロゲームと聞くと、ファミリーコンピュータ(ファミコン)を思い浮かべるかもしれません。
しかし、よゐこの有野晋哉(有野課長)が出演するバラエティ番組『ゲームセンターCX』にて、レトロゲームは“発売から20年以上経過したハードのゲーム”という基準が提示されました。(あくまで番組内での基準)
発売年 | 据え置き型(日本での売上台数) | 携帯型 |
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1980年(昭和55年) | ゲーム&ウオッチ(1287万個) | |
1983年(昭和58年) | ファミリーコンピュータ(1935万台) | |
1987年(昭和62年) | PCエンジン(584万台) | |
1989年(平成元年) | ゲームボーイ(1242万台) | |
1990年(平成02年) | スーパーファミコン(1717万台) | ゲームギア(参考:178万台) |
1994年(平成06年) | PlayStation(2159万台※) セガサターン(575万台) | |
1996年(平成08年) | NINTENDO 64(554万台) | たまごっち(2000万個) |
2000年(平成12年) | PlayStation 2(2198万台) | |
2001年(平成13年) | ゲームキューブ(参考:404万台) | ゲームボーイアドバンス(955万台) |
2004年(平成16年) | ニンテンドーDS(654万台) |
※アジア圏を含んだ値
モノクロ型で古く感じるゲームボーイでさえ、(企画・開発時点では昭和ですが)発売は平成元年です。
一方でプレステ2やGBA、初代DSも2025年時点で発売から20年以上経過しています。
そう、平成のゲームは十分”レトロ”ゲームと言えるのです!


ソシャゲとはここが違う!
平成の終わりから令和にかけて、ソーシャルゲーム(ソシャゲ)が大流行しました。
もちろんソシャゲにも魅力はたっぷりとあるのですが、難点もあります。
ソシャゲの難点

ソシャゲは、”早く始めて長期間継続している人”が有利になりやすいんですよね。
そもそもソシャゲは、ストーリー性よりも「キャラ育成」や「他人とバトル」がメインとなることが多いのです。
つまり、延々と同じようなことを繰り返し、終わりがないものが多くあります。
ソシャゲを早く始めた人の利点
- 早く始めてスタートアップ特典のレアアイテムを入手
- 継続すればガチャやログインボーナスなどでレアアイテムを入手できる
- 時間を沢山割いてきたのでレベルが高い
何より早く始める最大の利点は、以前のイベントなどをこなして傾向を熟知することで、次回のイベントの対策が高度になる点です。ソシャゲは攻略本や攻略サイトが少なく、経験がものを言うことが多々あります。
こうして乗り遅れた後発組は、先駆者たちとの差を縮められないまま上位へ行くことができず、課金するか諦めるかを強いられるわけです…
レトロゲームへの憧れ
一方平成レトロゲームは、後発組でも先に始めた人たちに追いつき、追い越すこともできるのです。
理由は簡単、ゲームに終わりがあるからです。

平成レトロゲームはストーリー性重視のゲームが多く、ストーリーをクリアすると基本的には終わりです。
先に始めた人も後発組も、クリアすれば終わります。いつかは差がない状態になるのです。
何なら、クリア後のやりこみ要素で後発組が追い越しちゃうことだって可能でした。
ソシャゲのように、後発組は以前のイベントを知らないということはありません。
クリアさえしていれば、先駆者たちと同じ土俵に立てるのです。が…
子供の頃はゲームが高くて買えない!
自分と友達で持っているハードが違う!
という事象が起こるわけですよ。
スマホと違って、ゲーム機本体は誰もが持っている物ではないので、違うハードを持つ友達とはゲームの話を共有できなかったわけですね。
あの友達が持っているゲーム、やってみたいな、うらやましいなぁ…と憧れたことがある人もいるはず!
そして、私のように大人になって金銭的に余裕ができ、今更買って遊んでみた、なんて人だっているはず!
結論
ソシャゲは積み上げ系のゲームです。一度やり始めたゲームを、最初からまた始めるなんてことしたら大変です。今まで積み上げたものがゼロになるだけでなく、周囲との差が開きます。
でも平成レトロゲームは、初めからやり直すことができるのです。
だって終わりがあるから。いつかまた、やり直す前と大差ない状態に戻せるのです。
そう、平成レトロゲームはいつからでも始められ、何度で遊べるのです。
あの時憧れていたゲームを、令和になって始めることも可能なのです!