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アルゴリズムの記憶は3ヶ月続く?ゲーム実況チャンネルが伸びない原因を10ヶ月目で考えた

平成レトロゲーム実況チャンネル「懐ゲーアワー」の運営をゼロから記録。登録者数・再生数ゼロから始まる”語り実況”の成長日誌、はじまりの1ページ。

3月が終わって数字を開いたとき、最初は「悪くない月だった」と思いました。
でも5分後には、むしろ状況が深刻なことに気づいていました。

数字は嘘をつかないけれど、全部を語ってもくれません。
この記事では、10ヶ月目に私が直面した「数字の罠」と、そこから立てた仮説を書きます。
ゲーム実況チャンネルが伸びない状況に悩んでいる方に、何かヒントになれば幸いです。

目次

実績確認

チャンネル全体

2025/05/28 チャンネル開設
2025/10/28 登録者100人達成

スクロールできます
指標数値コメント
登録者数141人前月比:+18
総再生回数121,600回前月比:+14,771
総再生時間2,242.8時間前月比:+182.6
総動画数197本【内訳】長尺115本、ショート82本
クリック率(CTR)平均1.5%前月比:+0.1
平均視聴時間1分51秒前月比:-3秒
チャンネルの全期間の各指標
クルエイチ

再生回数とか再生時間といった積み上げ系の数値は悪くない。
…が、平均視聴時間がここ数ヶ月続落している点は気掛かり…

月次合計だけ見ると、3月は良い月に見える

当チャンネルの2月と3月のチャンネル全体の数字を並べます。

指標2月3月前月比
視聴回数10,721回14,562回+3,841回
総再生時間122.1時間178.6時間+56.5時間
新規登録者+3人+18人
CTR3.76%3.64%-0.12pt
平均視聴時間1分22秒1分26秒+4秒

視聴回数は約36%増、総再生時間は約46%増です。
登録者も18人増と、チャンネル開設(2025年5月)以来の最多ペースでした。

これだけ見ると「うまくいっている」という感想になります。
でも、中身を分解すると話が変わります。

3月に公開した動画を1本1本見ると、全然伸びていない

Youtubeのイメージ

月次合計の増加を支えているのは、過去動画の積み上げです。
3月に新たに公開した長尺動画(9本)の視聴回数を並べると、こうなります。

動画(公開日)主な登場怪獣3月末時点の視聴回数
Ep11(3/3)バードン73回
Ep12(3/6)キングジョー110回
Ep13(3/10)バルタン星人92回
Ep14(3/13)雷バードン・黒エレキング等118回
Ep15(3/17)ブラックキング・EXゴモラ等512回
Ep16(3/20)ジャミラ147回
Ep17(3/24)ゼットン79回
Ep18(3/27)複数怪獣81回
Ep19(3/31)ペガッサ星人26回
クルエイチ

ウルトラマン系のゲーム「怪獣バスターズ」の動画を公開しました。

Ep15だけが512回と突出していて、それ以外は100回前後です。
100回を超えたのは8本中4本だけでした。(Ep19は公開直後のためカウントから除外)

この状況がなぜ「想定外」なのかを説明するために、少し過去の話をします。

11月まで「100回未満はレア」だった

チャンネル開設から11月まで、長尺動画は100回を超えることが基本でした。
100回を下回る動画は珍しいケースで、よほど内容が弱いかタイトルが悪い、という認識でいました。

転機は12月から1月にかけての繁忙期です。
本業が忙しくなり、動画の編集クオリティを大幅に下げました。
尺が長いだけの編集が雑な動画で、「とにかく出す」ことを優先した時期でした。

結果として、その期間の動画はほぼ全て100回未満に落ちました。

問題は、その後です。
2月から編集に力を入れ直しましたが、100回を安定して超えられない状態が続いています。
3月も同じ状況で、「100回超えがレア」という月になりました。

ゼットンが出ても79回、という現実

3月で特に痛かったのがEp17です。

登場怪獣はゼットン。
ゼットンといえば、初代ウルトラマンを唯一倒した怪獣として特撮ファンなら知らない人はいない名前です。
過去に「ウルトラ警備隊モンスターアタック」シリーズで特撮系動画の視聴回数が取れていたこともあり、「ゼットンが出るなら伸びるはず」と思っていました。

結果は79回でした。

同じシリーズでゼットンが登場したウルトラ警備隊モンスターアタックの動画は、7,000回以上の再生を記録しています。

7,000回以上視聴されたウルトラ警備隊モンスターアタックのゼットン登場回

同じ怪獣、ちがうゲーム、ここまで差が出るとは正直思っていませんでした。

クルエイチ

ウルトラ警備隊モンスターアタックのゼットン回がバズっただけ感もありますがねぇ…

全体が増えた本当の理由

Youtubeを画面に表示しているPCとスマホ

なぜ月次合計は増えたのに新作は伸びないのか。
これを調べるため、トラフィックソース(視聴者がどこから来たか)を見ました。

流入元2月 視聴回数3月 視聴回数2月 再生時間3月 再生時間
ショートフィード5,241回6,073回5.2時間5.1時間
YouTube検索2,831回2,971回30.8時間22.2時間
ブラウジング機能1,008回1,893回21.7時間46.2時間
関連動画407回642回19.9時間40.3時間

3月で特徴的な変化が2つあります。

1つ目は、ブラウジング機能のインプレッション数。
2月の13,034から3月の28,188へ、約2.2倍に増えています。
「おすすめ」に過去動画が載るようになり、それが視聴回数と再生時間を押し上げています。

2つ目は、YouTube検索の再生時間。
30.8時間から22.2時間へと大幅に減っています。
検索からの流入数はほぼ変わっていないのに、1回あたりの視聴時間が平均1分から45秒に短くなっています。

  • 3月の増加の主役:過去動画がブラウジングに乗り始めた
  • 3月の新作:検索にも乗らず、初動も弱いまま

月次合計が改善していても、新作の地力は落ちたままです。

原因として考えていること

なぜこうなったのか、私なりに2つの仮説を持っています。

仮説①:「怪獣バスターズ」というタイトル自体の知名度が低い
怪獣バスターズ

ウルトラ警備隊モンスターアタックで視聴回数が取れた理由の一つは、「ウルトラマン」「ウルトラセブン」という固有名詞の強さだったと思います。
検索している人の多くが作品名・特撮名で探すため、「ウルトラマン」がタイトルに入っているだけでヒットしやすかった可能性があります。

一方「怪獣バスターズ」は、2009年発売のニンテンドーDS作品です。
ウルトラマン達は登場せず、怪獣のみが出てきます。
タイトル名そのものの検索需要が低く、ブラウジングでも「見たことある作品」として認識されにくいと考えられます。

仮説②:12〜1月の手抜き期間の影響が、まだ続いている
手抜き動画『ドラゴンクエストⅦ』の再生リスト

YouTubeは視聴維持率やエンゲージメントの低い動画が続くと、チャンネル全体の評価が下がると言われています。
2月から品質を戻しても、一度下がったチャンネル評価がリセットされるまでには一定の時間がかかるのかもしれません。

「アルゴリズムの記憶は、少なくとも3ヶ月は残る」という仮説を今は持っています。
12月に落とした評価が、3月時点でもまだ残っている可能性があるということです。

どちらが原因として大きいのかは、まだわかりません。
ただ、どちらも「今すぐ解決できない」という点では同じです。

まとめ:手抜きの代償は、思ったより長く残る

3月を一言でまとめると、「全体の数字は増えたが、新作は想定を下回った月」でした。

月次合計の改善は、過去動画がブラウジングに乗り始めた結果です。
自分が3月に出した動画が伸びたわけではありません。

12〜1月に品質を下げた影響が、2〜3月も続いている可能性があります。
「アルゴリズムの評価は、少なくとも3ヶ月は残る」という仮説を今は持っています。

ゼットンが出ても79回という現実は、怪獣バスターズというタイトルの知名度の低さも関係しているはずです。
ただ、どちらが原因として大きいのかは、まだ判断できません。

しばらくは品質を維持しながら様子を見るしかない局面です。
来月のログで、何か変化があれば報告します。

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