ゲームブログを運営していると、必ず気になるのが「規約や著作権、大丈夫かな?」という問題です。
記事を書くときにゲームのスクリーンショットを使ったり、SNSで話題のAI生成画像を活用したりすると、「これってアウトじゃないの?」と不安になる瞬間があります。
実際、規約違反や著作権の扱いを誤ると、広告停止や削除リスクにつながりかねません。

せっかく時間をかけて作った記事も、規約違反で消されてしまえば意味がありません!
この記事では、スクショ引用の注意点・規約違反リスク・AI画像の扱いを整理し、安全に長くブログを続けるための基本的な知識をわかりやすく解説します。
規約や著作権に注意が必要な理由


ゲームブログを運営していると、どうしてもスクリーンショットや動画の引用、キャラクター画像の使用など、著作物を扱う場面が出てきます。
「個人ブログだから大丈夫だろう」と軽く考えてしまいがちですが、これは非常にリスクが高い行為です。
特に収益化を目指すなら、規約や著作権の理解は避けて通れません。
収益化を目指すなら避けて通れない権利問題
Googleアドセンスやアフィリエイトなどで収益化をしている場合、著作権や利用規約を守っていないと広告停止のリスクがあります。
例えば、ゲームのスクショをそのまま無断転載したり、ガイドラインで禁止されている場面を配信した記事を公開すると、「ポリシー違反」としてアカウントが剥奪される可能性があります。
収益がゼロになるどころか、振り込み予定の金額まで差し戻されるケースもあるため、無視はできません。
また、著作権者が不快に感じれば、削除依頼や法的な対応につながることもあります。



特に企業が力を入れている新作タイトルや有料コンテンツを扱う際は、慎重さが求められます。
つまり「稼ぎたいなら、ルールを守る」ことが必須条件なのです。
参考になる具体的な事例・ソース
- 任天堂のガイドライン違反に関する事例
-
任天堂は公式に「ネットワークサービスにおける任天堂の著作物の利用に関するガイドライン」を公開しています。
ここで「非営利利用に限る」など明確に条件があり、違反すると削除要請の対象になります。
任天堂公式ガイドライン:
https://www.nintendo.co.jp/networkservice_guideline/ja/index.html - スクウェア・エニックスの配信ガイドライン
-
FFシリーズやドラクエなど、作品ごとに「配信・スクショ禁止区間」が指定されています。
禁止部分を扱った配信や記事は削除対象になると明記。
例:『「ドラゴンクエスト」シリーズ』配信ガイドライン
https://www.dragonquest.jp/guideline/ - YouTubeやGoogleアドセンスのポリシー違反
-
Google公式のポリシーに「著作権違反コンテンツは収益化対象外」と明記されています。
実際、AdSenseフォーラムでは「著作権侵害を理由にアカウント停止された」というユーザーの相談が多数報告されています。
Google AdSense ヘルプ:
https://support.google.com/adsense/answer/1348688?hl=ja
事前に公式ガイドラインを確認し、安全な範囲で記事を作ることが重要
スクショ引用の注意点


ゲームブログでは、記事のわかりやすさを高めるためにスクショを使いたくなる場面が多々あります。
しかし、スクショは著作権を持つ企業のコンテンツを直接利用するものなので、正しく扱わないと規約違反や削除のリスクにつながります。
ここでは、基本的な引用ルールと安全に利用するための考え方を整理します。
引用ルールとクレジット表記の基本
スクショを使う際に意識すべきポイントは、大きく分けて2つです。
- 引用ルールを守ること
-
- 必要最小限の範囲で利用する
- 本文が主体であり、画像は補足として使う
- 出典を明記し、改変しないこと
クルエイチこれらは著作権法第32条「引用の要件」に基づく基本ルールです。
- クレジット表記をすること
-
- 公式ガイドラインがある場合は、その表記方法に従う
- 例:「© Nintendo」「© SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.」など
- ガイドラインが明記されていない場合でも、出典元を記載しておく方が安全
使っていい場合・避けるべき場合
スクショ利用には「OKな場面」と「避けるべき場面」があります。
- ゲーム会社が公開しているガイドラインに沿った範囲
- 記事の補足として少量を利用し、本文の説明に必要不可欠な場合
- 教育的・批評的な文脈(レビューや攻略解説など)
- ストーリーの核心部分やエンディングなど、公式が配信禁止区間と指定している場面
- 画像だけを並べて「ギャラリー」として利用する(本文より画像が主体で引用要件を満たさない)
- 著作権表記を付けずに公開する
“どこまで使えるか”は公式ガイドラインを確認することが前提です。
規約違反リスクと対策
特に新作ゲームブログで注意したいのは、配信や記事化を禁止しているタイトルが存在するという点です。
メーカーによっては「特定シーンは公開禁止」「画像は非営利利用に限る」といった制約があり、違反すると削除要請や広告停止につながる可能性があります。
対策としては、必ず公式ガイドラインを確認することが基本です。
公式サイトにガイドラインを公開しており、スクショ利用の範囲や禁止区間が明記されている作品もあります。
ガイドラインが見当たらない場合は、無理に利用せず「自分の言葉で体験を語る」など安全な表現に切り替えるのが賢明です。
「知らなかった」では免除されないため、事前にルールを確認し、その範囲で記事を作ることが長く続けるための最善策になります。
安全に運営するための工夫


ゲームブログを長く続けるために欠かせないのは、安全性を意識した運営です。
著作権や規約違反でペナルティを受けてしまうと、せっかく積み重ねた記事も水の泡になってしまいます。
ここでは、日常的にできる工夫を2つご紹介します。
オリジナル要素を加えて独自性を高める
安全運営の基本は、オリジナル要素をしっかり加えることです。
- スクリーンショットを使う場合でも「自分の体験談」や「攻略の工夫」とセットで紹介する。
- 文章や表現を自分の言葉で書き、コピーコンテンツと誤解されないようにする。
- アイキャッチやサムネイルには、AI生成画像を使う場合でも「文字入れ」や「色調整」など編集を加えて独自性を持たせる。
AI生成画像は便利ですが、元の学習データに著作権のある素材が含まれている可能性があるため、商用利用や二次配布には注意が必要です。
安全に使うなら「ブログの装飾的な用途」や「記事のイメージ画像」として活用し、キャラクターそっくりのイラストや既存作品に酷似した画像は避けた方が無難です。
リスク回避のための情報収集習慣


もうひとつの工夫は、常に最新の情報をキャッチする習慣を持つことです。
- ゲームメーカーの公式サイトで「配信ガイドライン」や「二次創作規約」を確認する。
- GoogleやYouTubeの利用規約に変更がないかチェックする。
- 著作権やAI利用に関するニュースを定期的に追う。
実際、AIに関するルールはここ数年で急速に変化しており、今後も法整備や規約変更が進むことは確実です。
「昨日まではグレーでも、今日はアウト」というケースもありえるため、常に情報を更新しておくことが安全運営の鍵になります。
まとめ:ルールを守って長く続ける
ゲームブログは、新作タイトルや話題性のある記事を出せば一時的に大きなアクセスを集められます。
しかし、規約や著作権を無視した記事は、削除や広告停止のリスクと隣り合わせです。
短期的なアクセスを狙うよりも、ルールを守って安全に運営する方が、結果的には長く続けられ、安定した収益にもつながります。
「このスクショは使って大丈夫かな?」「AI画像を載せても平気かな?」と不安を抱えながら記事を書いていては、ブログを楽しむどころではありません。
公式ガイドラインを確認し、引用ルールを守り、オリジナル要素を加えることで、安心して記事を公開できる環境が整います。
なお、当サイトでは記事末尾に免責事項を掲載しています。
これは「掲載しているゲーム画像やスクショの権利は開発元に帰属する」ことを明示し、読者に安心していただくためのものです。
本記事の最後にも同様の免責事項を付けていますので、参考にしていただければと思います。