YouTubeチャンネルを運営していると、急にインプレッション数が落ちる…
そんな経験は多くの方がきっと抱える悩みです。
当チャンネルでも、2025年10月から11月にかけてインプレッションが大きく変動する現象が起きました。
しかし詳しく分析していくと、原因は「動画の質」ではなく、「シリーズ構成の変化」や「YouTubeアルゴリズムの再学習」による影響の可能性が見えてきました。
また、チャンネル開設初期に起こりやすいと言われる“初期ハネムーン期間(開設ブースト)”終了の可能性も無視できません。
公式の説明こそないものの、多くのチャンネルに見られる傾向で、本チャンネルのデータとも一定の整合性がありました。
本記事では、10月と11月のアナリティクスデータを比較しながら、今後の課題と伸ばし方を整理していきます。
「何が原因で数字が落ちたのか?」
「この先どう改善すべきか?」
その答えを、データと実例をもとに明確にしていきます。
チャンネル基本データ
2025/05/28 チャンネル開設
| 指標 | 数値 | コメント |
|---|---|---|
| 登録者数 | 104人 | 前月比:+4 |
| 総再生回数 | 74,591回 | 前月比:+6,866 |
| 総再生時間 | 1,633.6時間 | 前月比:+198.1 |
| 総動画数 | 110本 | 【内訳】長尺71本、ショート39本 |
| クリック率(CTR) | 平均1.1% | 前月比:±0 |
| 平均視聴時間 | 2分48秒 | 前月比:+2秒 |
クルエイチチャンネル開設からちょうど半年が経過しました
シリーズ変更とアルゴリズム再学習


10月から11月にかけて、当チャンネルのインプレッション数は大きく変動しました。
その背景には、遊戯王DM8からパワポケ・ハタ人間へのシリーズ切り替えが深く関係しています。
YouTubeは視聴者の行動をもとに、「どの動画を誰におすすめするか」を常に最適化しているため、シリーズが変わるとアルゴリズムが新しい視聴者層を再学習する期間が発生します。
この章では、11月1週目までは安定していた理由、切り替え後に何が起きたのか、さらに動画の質自体はむしろ向上していたという重要なポイントについて整理します。
11月1週目までは安定推移
10月~11月1週目までは、遊戯王DM8シリーズを継続投稿していたこともあり、視聴者の閲覧習慣が安定していました。
YouTubeのアルゴリズムは「視聴者が次に見たいジャンル」を強く学習するらしいです。
シリーズが継続するとホーム画面の露出や関連動画の掲載率が上がりやすいと言われています。
そのため、この期間はインプレッション、視聴回数ともに比較的安定した動きを見せたと思われます。
特に遊戯王DM8シリーズは、ストーリー追いの視聴者が多く、一度視聴を始めると継続して見てもらえる傾向があり、平均視聴時間の面でも優秀な結果につながっていました。
パワポケ切り替え後の変動
11月2週目からは投稿シリーズがパワポケ・ハタ人間編へ切り替えとなり、このタイミングでインプレッションが大きく落ち込みました。
遊戯王DM8とパワポケは、ゲームジャンル、世界観、ターゲット視聴者層が大きく異なる可能性が高く、YouTube側は
「誰にこの動画をおすすめすべきか?」 を改めて判断し直す必要があったと推測されます。
結果として、11月中旬以降は以下が顕著となり、視聴回数にも大きく影響しました。
- ホーム画面での露出減
- 関連動画への掲載率の低下
これはシリーズ変更時に起きやすい典型的なパターンで、YouTubeの推薦アルゴリズムが新シリーズを学習し直している期間と捉えることができます。



これまでもシリーズが変わる視聴回数が増減することが多かったので、これは自然なことですねぇ。


動画の質はむしろ向上?
興味深いのは、インプレッションが減った11月でも指標は意外と悪くないということです。
平均視聴時間は、10月より20秒ほど伸び、全期間でも2秒増えていたという点です。
また、CTR(サムネイルクリック率)も10月とほぼ変わらず、視聴者の反応は安定していたと言えます。
つまり、視聴者が動画をクリックした後の行動、「どれだけ見てもらえたか」「離脱しないか」といった動画そのものの質は確実に維持・改善していると言えます。



ただし元々CTRは低いので、喜ばしいとは言い難いですが…
このことから、11月に起きた変動は「動画のクオリティが落ちたから」ではなさそうです。
- シリーズ切り替えによる視聴者層のズレ
- アルゴリズムの再学習期間
このあたりが主因であることが明確になった感じですかねぇ。
動画の質が保たれているということは、シリーズが定着すればインプレッションも再び伸びやすい土台が整っていると言えるのですが…自信がない。
YouTube初期ハネムーンの可能性


YouTubeチャンネルには、「開設まもない時期だけ急にインプレッションや再生数が増える」という俗称の現象が語られることがあります。
公式に「必ず伸びる」と明言されているわけではありませんが、 多くのクリエイターやコンサルタントが経験談として語っています。
この「開設直後の露出ブースト」は【初期ハネムーン】【開設ブースト】などと呼ばれます。
初期インプレッション増とは
開設ブーストなどと呼ばれるこの現象は、主に以下のように説明されています。
- チャンネル開設直後に投稿された動画は、通常より多くのユーザーにサムネイルや動画を薦められやすい
- 初期チャンネルでは、YouTube側が “テスト的な露出” を与えて様子を見ることがある
- その結果として、インプレッション数・再生回数が一時的に高い数値を記録しやすい
ただし、この「ブースト」はあくまで一時的なものであり、動画の質や視聴者の反応でその後の伸びが決まるとされます。
つまり、初期だけでなく、継続的に高いエンゲージメントを維持することが重要だ、という点が多くの運営者から警告されています。


当チャンネルも影響の可能性


今回の10月 → 11月のデータを振り返ると、次のような状況が「初期ハネムーン(または開設ブースト)の余波」と重なる可能性があります。
- 10月:インプレッションと視聴回数が非常に高かった
- 11月:シリーズ変更および露出の減少に伴って急激な落ち込みが起きた
このような “急上昇 → 急降下” の流れは、「最初だけ伸びた」後にアルゴリズムが再評価フェーズに戻るという開設ブースト型のパターンに見られるものです。
もちろん、YouTube側が “公式にブーストを保証” しているわけではありません。
しかし、現実には多くのチャンネル運営者がこのような時期を経験しており、当チャンネルが 10月の高数値を支えていた要因の一つとして初期ブーストが終了した可能性を無視するべきではないと考えられます。
視聴者行動とトラフィック分析


10月と11月のデータを比較して最も大きかった変化は、トラフィックソース(流入経路)の構成が大きく変動したことです。
特に、YouTube全体の再生数を左右する「ホーム」「関連動画」からの流入が大きく減少し、これがインプレッション数の急落に直結していました。
一方で、検索流入は比較的安定しており、タイトルの訴求力や動画の内容自体には問題がないことが読み取れます。
ホーム・関連動画の伸び悩み
インプレッション数の大幅な減少を招いた最も大きな要因は、「ホーム画面」と「関連動画」からの流入が弱くなったこと。
ホームと関連動画は、YouTubeにおける主力の視聴獲得源で、シリーズが視聴者に定着している時期は特に伸びやすい傾向があります。
しかし、11月にシリーズが遊戯王DM8からパワポケ・ハタ人間へ切り替わったことで、YouTube側は「どの視聴者におすすめすべきか」を改めて再計算する期間に入った可能性があります。
- ホーム露出 → 大幅減
- 関連動画掲載率 → 大きく低下
上記のような現象が起こり、インプレッション全体の減少へとつながりました。
これはシリーズ内容が変わると多くのチャンネルで発生する傾向で、アルゴリズムの“再学習フェーズ”として自然なものと言えます。
検索流入は安定


一方、YouTube検索からの流入は10月・11月ともに大きな変動がありませんでした。
これは非常に重要なポイントで、検索流入が安定しているということ肯定的な指標だと言えます。
- タイトルのキーワード設定に大きな問題はない
- 視聴者が“意図的に検索して見にきている”
- 動画内容そのものの価値は維持されている
検索流入はアルゴリズムの推薦に左右されにくいため、ホーム・関連動画が落ち込んでいる時期でも視聴者が一定数きちんと動画を探しに来ていると判断できます。
今回のインプレッション減は、検索に強い/弱いではなく、あくまで推薦トラフィックの変動が主因であることが明確です。
今後の展望・目標
シリーズ変更による変動やアルゴリズムの再学習期間を踏まえると、今後は短期的な数字の上下に一喜一憂するよりも、チャンネルの一貫した世界観づくりと視聴者との関係性の強化が重要になります。
また、動画の質はむしろ向上している可能性があるため、視聴者層の最適化が進めば、インプレッションも自然と回復しやすい土台が整っている(と思いたい)。
そこで、今後の運営では “平成レトロ” というチャンネルの軸を保ちながら、シリーズ運用やコミュニティ形成をより強くしていく方針で進めていく予定です。
今後の具体的な目標としては、
- 登録者200人到達
- コメント文化を活かした視聴者との交流の継続
- 「懐かしいけどあまり見かけない」タイトルの深堀りによる独自性の確立
などを掲げ、ジャンルを変えつつも“平成レトロ”という共通軸のもと、チャンネルの魅力をさらに発展させていきたいと考えています。
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