当ブログは、レトロゲームチャンネル運営者が「伸び悩みを打ち破るためのヒント」を探るための実録分析レポートを毎月投稿しています。
今月、当チャンネルは「特撮系レトロゲーム(ウルトラ警備隊モンスターアタック)」から「遊戯王(DM8破滅の大邪神)」へという、ゲームタイトルと視聴者層を大きく変える戦略的転換を行いました。
その結果、アナリティクスはまさに激変。
この記事では、この大胆なチャレンジで得た「アルゴリズムを刺激する成功体験」と「伸び悩みのクリエイターが陥りがちな落とし穴」を、具体的なデータとともに徹底的に分析します。
チャンネル基本データ
2025/05/28 チャンネル開設
| 指標 | 数値 | コメント |
|---|---|---|
| 登録者数 | 100人 | 前月比:+46 |
| 総再生回数 | 67,725回 | 前月比:+34,735 |
| 総再生時間 | 1,435.5時間 | 前月比:+847.4 |
| 総動画数 | 89本 | 【内訳】長尺56本、ショート33本 |
| クリック率(CTR) | 平均1.1% | 前月比:-0.6 |
| 平均視聴時間 | 2分46秒 | 前月比:+46秒 |
クルエイチ2025/10/31時点で、登録者はピッタリ100人!キリが良い!
インプレッション激増の裏側
「遊戯王」という大型タイトルに切り替えた結果、インプレッションが大幅増加しました。
9月はチャンネル全体でインプレッション数は279,533回でした。
10月はチャンネル全体で1,455,661回と、驚異的な数字を出しました。
この結果は、YouTube SEOを考える上で非常に重要な教訓となります。
🌟 教訓:チャンネルの成長速度は「テーマの市場規模」に規定される!
これまでは「ウルトラ警備隊」という、レトロゲームの中でもニッチでコアな特撮ファンに限定されたキーワードで勝負していました。
この市場規模(視聴者パイ)は小さく、インプレッションは頭打ちになりがちです。
しかし、「遊戯王」は特撮よりも巨大コンテンツです。
遊戯王の動画を公開して、YouTubeのアルゴリズムは遊戯王ファンという巨大な視聴者層にサムネイルを大量にばら撒き始めたと推測されます。
結果、チャンネル全体の視聴回数と総再生時間は増加という素晴らしい成長を記録!
停滞を打破するには、「市場規模の大きいキーワード」を取り込む戦略が極めて有効であるというデータは取れました。
CTR大暴落の原因:視聴者ミスマッチ問題


リーチ拡大が大成功した裏で、インプレッションのクリック率(CTR)が大暴落しています。
| トラフィック ソース | 9月インプ数 | 10月インプ数 | 9月 CTR (%) | 10月 CTR (%) |
| 関連動画 | 132,618 | 1,205,090 | 1.47 | 0.54 |
| ブラウジング機能 | 106,967 | 210,912 | 3.43 | 2.85 |
| YouTube 検索 | 15,124 | 19,797 | 3.75 | 3.21 |
これは、インプレッション激増の裏返しと思われます。
YouTubeは遊戯王ファンに動画を大量に届けましたが、彼らは「遊戯王は好きだけど、このチャンネルのサムネイルやタイトルが合わない…」と感じてしまった可能性が高いです。
CTRの低下は、長期的にアルゴリズムによる推奨(インプレッション)を減衰させる原因になります。
インプレッションを維持しつつも、サムネイルとタイトルの徹底的な改善が必要なようです。



他の人気遊戯王チャンネルと並んだ時にクリックされにくい?
🎮 ゲームタイトル別深層分析
| 指標 | 9月 ウルトラ警備隊 | 10月 ウルトラ警備隊 | 9月 遊戯王 | 10月 遊戯王 |
| 視聴回数 | 13,223 | 9,277 | 0 | 8,186 |
| 総再生時間(単位: 時間) | 451.38 | 462.58 | 0 | 223.40 |
| 動画本数 | 45 | 45 | 0 | 13 |
🏰 「ウルトラ警備隊」:安定の「ストック資産」として貢献
10月は新規のウルトラ警備隊動画を投稿していないにも関わらず、総再生時間は微増しています。
これは、以前の動画が「熱狂的な特撮ファン」の検索や関連動画を通じて見られ続けていることを示しています。
ニッチな分野で獲得したコア視聴者は、チャンネルの収益安定期において非常に強力な「ストック資産」となります。
ニッチな動画は「資産」。
成長期が終わっても、チャンネルの土台を支え続ける。
🔥 「遊戯王」:全体視聴時間を一気に底上げ!


10月に投入した新規13本の「遊戯王」動画は、223.40時間の総再生時間を叩き出しました。
これは、10月全体の総再生時間(745.41時間)の約30%を占めています。
この「新規火力」がなければ、チャンネルの成長率は大幅に低下していたでしょう。
遊戯王の総再生時間は高いものの、平均視聴時間(9月は2:14、10月は1:52に減少)が低下傾向でした。
インプレッションが増えた分、動画を最後まで見てくれない層が増えたことを示唆しています。



動画構成の導入部分の強化がクリティカルな課題か?
今後の展望・目標
今回のゲームタイトル転換は、チャンネルの「リーチ」を拡大するという目的においては大成功でした。
しかし、「エンゲージメント(CTRと平均視聴時間)」という面で大きな課題を残しました。
チャンネル自体はある程度見てもらえるチャンスが出始めました。
一方で、そのチャンスを活かせずクリックされない、クリックされても即離脱されてしまうという部分が最大の問題点になりました。
今後の具体的な目標としては、
- 登録者200人到達
- コメント文化を活かした視聴者との交流の継続
- 「懐かしいけどあまり見かけない」タイトルの深堀りによる独自性の確立
などを掲げ、ジャンルを変えつつも“平成レトロ”という共通軸のもと、チャンネルの魅力をさらに発展させていきたいと考えています。
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